配車大手のウーバー・テクノロジーズが初の黒字化年度を経て70億ドル規模の自社株買いを発表ということで、同社の株価は11%も上昇しています。
先日の2023年決算では11億ドルの営業利益を達成し、2022年の18億ドルの損失からの大幅な好転を示しました。
Uber unveils maiden $7 billion share buyback after first profitable year By Reuters
思えば、2020年のコロナ真っ只中に購入したウーバー株は長期的に低迷していました。
他のハイテク銘柄が暴騰する一方で指を加えて待っている状況が長かったですが、ここに来て転換してきた感じがあります。ウーバーが出始めた頃、タクシー会社との軋轢があったり、Uber Eats配達員の自転車が危ないと、世間からは冷ややかな目で見られることが多かったですが、アメリカでは空港の案内にウーバーのピックアップ場所が出ていることなど生活の一部になっています。私も香港旅行で活用しましたが、ちょい乗りには便利でした。
(https://losangelestravel.jp/?p=3329)
日本では先に配車よりも、コロナ禍の恩恵として料理の宅配として有名になりましたが、最近では著名人の方が声を上げられていることや、現実問題として海外旅行者のタクシー捕まらない問題や過疎化した地方での交通手段がない問題の解決策としてライドシェア導入の機運は高まっています。家庭の不要品をメルカリで売ったり、airbnbを使って宿泊したりと、スマホの発達により「シェア」という概念が広まったのも大きいと思います。
【拡散RT・応募をお願いします】
— 川邊健太郎 (@dennotai) February 10, 2024
国交省・自動車局から、最近よく報道されている"日本版ライドシェア"のパブリックコメント(意見募集)が開始されました。… pic.twitter.com/H3TD5xBUfu
どうして日本ではライドシェアができないのでしょうか。
— 爲末大 Dai Tamesue (@daijapan) July 12, 2023
タクシー来ない 京都観光客ら不満#Yahooニュースhttps://t.co/b9RFEZBLZT
Lyftという同業他社との競合もありましたが、世界的にはウーバーの普及率が高くシェア争いでウーバーに軍配が上がりそうです。新興企業との競合という点では、SNSやゲームなどの分野と異なり、現実世界の車を配車するという点が新規参入の障壁になっていて、この点でもそう簡単に配車でウーバーを超える企業は出てこないでしょう。
完全自動運転タクシーの時代になれば、WaymoやTeslaと競合する可能性はありますが、それはまだ少し先の話ですね。