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SAPについて個人的なメモをまとめたブログです

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SAP社について

SAP社とは?
SAP(エス・エー・ピーあるいはサップと呼びます)はドイツ・ヴァインハイムに本社を置くビジネスアプリケーション及びソフトウェアを提供する企業で1972年にIBMドイツ法人の5人のエンジニアがSystemanalyse und Programmentwicklungを創業しました。
売上高ではマイクロソフト、オラクル、IBMに続いて世界第4位です。特に大企業向けのエンタープライズソフトウェア市場においては圧倒的なシェアを保持していて、企業の基幹システムであるERP分野においては世界一となっています。主要製品であるSAP ERPという高額なソフトウェアライセンスを販売することにより、サブスクリプションモデルで安定的に収入を獲得しています。
SAPの業績推移
SAP社の2005年以降の業績推移を見てみると、売上高、営業利益、純利益とも堅調に推移しています。
2005年に約1兆ドルだった売上高は2019年には約3兆ドルと上昇しています。f:id:carthat:20200510231145p:plain
SAPの株価推移
次に1999年末から2019年末の株価チャートを見てみると、1999年末の40ユーロから2019年末には121ユーロと約3倍に上昇していることがわかります。同社のエタープライズソフトウェア市場での独占的なシェアを考えると今後も株価は堅調に上昇していくと考えられます。
2020年5月8日現在の時価総額は1375億ドルとなっており、これを超える日本企業はトヨタ自動車時価総額約21兆円)のみとなります。2位はNTTで約10兆円となります。
SAPは元々、IBMのAI部門出身の5人のエンジニアが開発したものですが、当時、IBMが商用ビジネスソフトに注力していけば、SAP社は存在しなく、IBM自身がERP市場の頂点にいたかもしれません。

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変化の早い世界でどのような職業、キャリアパスを選ぶかはますます重要となってきます。SAP社のビジネス上の競合優位性を考えると、今後10年20年のスパンでSAP関連のコンサル業務、エンジニアリングの仕事が激減するということは考えにくく大きなビジネスチャンスのある分野だと思います。