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SAPについて個人的なメモをまとめたブログです

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SAPおすすめ書籍紹介

あんまり世の中に情報の多くはないSAP ERPについて学習できる書籍を紹介します。
①図解IT担当者のためのSAP ERP入門
本書はSAP ERPの入門とタイトルにあるとおり、SAPの概要を幅広く学習することができます。下記の目次にもありますが、SAP ERPの概要から各種モジュールの説明、導入方法論を学べます。例えば、普段はABAP開発をしている方にとってはSAPの全体像って見えてこないことが多々ありますが、そのような場合は本書で現在、どこのモジュールのどのような機能を実装しているかイメージすることができます。また、システムコンサル業界に入社を考えているけど、SAPってそもそも何?という大学生の方にも取っ掛かりとして、とてもわかり易く勉強になると思います。
既にSAPを実務で使っている方にはそんなの知っているよという箇所もあるかと思いますが、幅広く体系的に記述されているため、手元に一冊置いておいて損はないです。
■良い点
・各モジュールが網羅されており、それぞれの業務的な目的や機能概要を学習することができます。
・SAP導入における方法論・ステップが記載されいています。
・巻末にインデックスがあるため、不明用語から逆引きすることができます。
・比較的出版年が新しいため(2012年)、SAP HANAなど新しいテクノロジーについても記載があります。

amzn.to

<本書の目次>
第1章 SAP ERPの概要
第2章 ERPの基礎知識
第3章 多彩なコンポーネント
第4章 SAP NetWeaver
第5章 SAP Business Suite
第6章 SAP ERPの導入
第7章 SAP ERPの運用・管理
第8章 SAP ERPの今後の動向

 

②図解入門 よくわかる 最新 SAP&Dynamics 365
SAP、DynamicsなどERPの基礎知識から、システム導入するにあたり、どのような課題や壁にぶつかるかが書かれています。一般的にIT技術書では技術者のために書かれているものが多いですが、本書では、ユーザ側・経営者側の視点にも立って書かれているため、非常に広範囲な観点でシステム導入を勉強することができます。また、IFRS対応はどのように行えばいいかといった大きな問題から、消費税計算は明細でするか合計額でするかと言った細かい業務目線の悩みにも回答してくれています。
SAPやDynamicsのシステム導入・保守に関わっている方だと、本書で記載されている悩み解決と自分のプロジェクトとを比較してみるのも面白いと思います。私の場合は、第2章販売の悩み解決が主な読みたかった箇所ですが、経営者の悩み解決や情シスの悩み解決も楽しく読むことができてためになりました。

amzn.to

<本書の目次>
第1章 ERPの基礎知識
第2章 経理、財務、生産、販売、購買、在庫の悩み解決
第3章 経営者、監査の悩み解決
第4章 情シスの悩み解決
第5章 SIerの悩み解決