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SAPについて個人的なメモをまとめたブログです

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SAPでの出荷指示に対する分割納入(倉庫システムで数量分割された場合)

SAPでの出荷指示に対する分割納入(倉庫システムで数量分割された場合)
SAPの一般的なプロセスとして受注伝票 -> 出荷伝票 -> 出庫確認 -> 請求伝票となります。
出庫確認とは、倉庫から在庫を引き落として、顧客への配送を開始することを意味し、SAPでは、
出荷伝票に対して、出庫確認ボタンを押下し、出荷伝票の在庫移動ステータスがCとなり完了となります。
SAPの動きとしては出庫確認は出荷数量全数に対して出庫確認するため、部分数量だけ出庫するという
ことはできなくなります。
顧客要件として出荷伝票(出荷指示)に対して、倉庫側では部分数しか在庫を確保できず
部分数だけでも出庫したいということがあります。このような場合、出荷の部分数量をピッキング数量
項目に入力し、全数そろった時点で出庫確認するという対応が考えられます。
あるプロジェクトでは、分納数出荷した分だけSAP上で新たに出荷伝票を作成し、出庫確認するという
アドオン機能を実装したこともありました。しかし、そのようなアドオン機能を作ると、倉庫との出荷指示⇔出庫確認という
インタフェースがあった場合、新たに作り出した出荷伝票を再度送信しないようにするなどの
制御が必要となり、システムとしては複雑なつくりになってしまいます。