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SAPについて個人的なメモをまとめたブログです

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東大生にITコンサル企業は人気らしい

マイナビニュースの記事によると東大生の就職人気ランキングとしてコンサル企業が
人気のようです。下記の順位になっています。

「東大・京大就職人気ランキング」、1位企業は? 2位「森ビル」、3位「JR東海」 | マイナビニュース

1位  アクセンチュア
4位  アビームコンサルティング
5位  野村総合研究所
6位   デロイトトーマツコンサルティング
8位  KPMGコンサルティング
14位 PwCコンサルティング

でも、これらの企業ってコンサルティング企業というより厳密にはITのコンサルティング企業ですよね。野村総研やKPMGはどうか知らないですが、他は入社しても大半の人の仕事はシステム開発になるのかなと思っています(個人のいい加減な意見です)。
多くの人がイメージするコンサルタントの仕事というのは、顧客企業の経営課題を解決するという戦略コンサルだと思うんですが、戦略の割合よりもITシステム開発の割合のほうがずっと多いです。
アクセンチュア日本法人の社員数は2015年の6000人から2021年の18000人と大幅に増加しています。(https://diamond.jp/articles/-/283451)
従来のシステム開発・保守といったSIerの仕事が多くなっているのでしょうか。
コンサル会社がITの仕事を増やす理由としていかが考えられます。

①企業のIT投資が増えている
日本企業は元々、IT投資には及び腰でしたが、ここ数年は積極的にITを活用していこうという機運が高まっています。データとしても国内のIT市場規模は年々増加しています。
②安定的に稼ぐことが出来る
ITシステムというのは開発して終わりではなく、開発後もメンテナンスすることで永続的に顧客企業から仕事をもらうことができます。 

③今後のテクノロジーの波に乗っていける
企業がコンサルに求めるものとして、今後もIT/テクノロジーに期待することは大きくなると予想されます。ITサービスを保守する延長で他のテクノロジーを活用したサービスを提供することもできます。例えば、SAPの運用保守サービスを提供する一方で、SAPのデータを活用した販売予測システムを導入するなど。

日本でITコンサル企業が人気になる理由の一つとしては、アメリカと違い日本にはGAFAに代表されるハイテク企業が少ないというのもあるかもしれません。
新卒入社で入って、最初にやる仕事というのはかなり地味な仕事から始めることになると思いますし(先輩社員が設計・開発したシステムのテストなど)実際やることはSIerと変わらないことも多いでしょう。そういう仕事に東大生という日本の優秀な頭脳が使われていくのは、なんだかなあと考えてしまいます。
課題解決したり、システムソリューション考えていくのが好きな人には向いているでしょうが、入社前とのギャップに悩む人は多いと思うんです・・