SAPプロジェクトに入っているとOSS（オーエスエスと読みます）という言葉を聞く機会があります。SAP Online Service Systemの略でSAP社が不具合の問合せ管理やパッチ（SAP NoteやOSS Noteということが多いです）情報を公開しているサイトになります。
SAPの標準プログラムのバグに対してNoteが公開されて、プログラムのどこを修正するかなど詳細情報が記載されています。標準機能を多く使うSAPシステムでは比較的Note適用で解決するケースは多くあります。一方で日本の会社のようにアドオンを多用しているケースではNote適用する機会はそれほど多くないです。以前、SAP社にここがおかしいのでは？と指摘すると長いやり取りの末、OSS Noteを開発してくれたことがありました。粘り強く言って見るものですね。
また、Noteには不具合だけではなく手順に関する情報が記載されているものもあります。もしWebで検索しても分からない場合はNote検索することで何か知見を得られるものがあるかもしれません。Noteは内部情報なので、OSSにログインしないと閲覧できません。イコールGoogleで検索しても見つかりにくい情報となります。
標準機能に関してプロジェクト内で分からないことがあれば、ネット検索すると共にNoteを検索することもおすすめします。
