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SAPについて個人的なメモをまとめたブログです

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ABAP開発者からSAPコンサルへの転身

SAPコンサルタントIT技術者の中でも高単価が見込める仕事だと思います。そんなSAPコンサルタントにはどのようにしてなれるかを書きたいと思います。一番てっとり早いのはコンサル会社に就職してポジションを上げていくのが一番確実だと思います。しかし、激務で知られるコンサル会社へ就職するというのは少し躊躇する人もいるのではないでしょうか。この記事では別の角度で話したいと思います。

私が比較的実現性があると思うのは、ABAP開発者からSAPコンサルへ転身するという道筋です。(念のため、ABAP開発者とは何かについて?ABAPとはSAPシステムを動かすためのプログラミング言語です)
JAVAPHPなどオープンな技術ではなく、SAP社が開発したSAPというシステムだけで使うことができる技術となります。そのため、ABAPの開発スキルを独学で勉強することはできないため(SAP社の研修を受ける必要がある)、ABAP開発者もそれなりに高単価になる傾向がある。

それでも、プログラム開発者とコンサルの単価を比較すると2倍以上の差が出ることは珍しくないと思います。肌感覚では、以下のような月額収入になるかと思います。
ABAP開発者の単価:70万~100万円 ※開発者でも稀に単価200万円とかの猛者もいる
・SAPコンサルタントの単価:100万~200万円
やっぱりSAPコンサルの単価は高いですよね。。。月額でこれだけもらえる職業はそう多くないのではないでしょうか。
単価が高いからというだけの理由ではないのでしょうが、現在はABAPの開発をしている人でも、上流の仕事をしてみたい人は結構多いと思います。しかし、上流工程の経験が全く無い中から、いきなり次のプロジェクトから上流工程で参画しようとしても、雇用するクライアント側、プライム会社側からすると、経験値を判断されて厳しいと思います。そのため、現在、ABAP開発者として参画しているプロジェクトで少しでも上流工程に近い仕事を振ってもらえるよう取り計らうことで上流工程の経験値を上げていくことができます。例えば、プログラミングではなく、基本設計を担当するなど。基本設計を担当することでお客さんと仕様について確認することもあるでしょうから、業務知識を獲得することもできます。
実際に私の知人にも同じプロジェクトでABAP開発者からスタートしてコンサルへ転身した方がいます。
SAPに関する知識やスキルはなかなか独学で勉強していくことは難しいので、やはり現場で経験を積むのが一番の近道になってくると思います。