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SAPについて個人的なメモをまとめたブログです

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SAPでRFCエラーが起きた場合の対応について

RFCはRemote Function Callの略でSAP→別システム、あるいはSAPシステム間で通信するためのSAP標準インタフェースです。例をあげると、販売店のウェブシステムから注文情報を入力して、RFC接続によりSAPのBAPIなどFunction moduleを呼び出してデータ取り込みするということが挙げられます。RFCにはOutbound/Inboundがあり、上記の例はデータ取り込みなので、InboundのRFCとなります。
RFCに限ったことではないですが、システム間データ連携ではネットワーク瞬断、どちらかのシステムが一時的にダウンしていることにより連携エラーが生じることが度々あります。RFCエラーはSAPのトランザクションコード:SM58トランザクションRFC)で確認できます。選択画面で期間、ユーザ名、RFC機能(プログラムID)、RFC宛先などを入力して一覧表示します。
リトライしたい場合はメニューの「編集」→「LUW実行」でエラーとなっているレコードを再処理できます。ネットワークやシステムが復旧していると、処理成功するはずです。
また、自動リトライを実装したい場合は、トランザクション:BDA1(プログラムID:RSARFCEX)を定期実行することで、エラーが起きても自動的に再処理される仕組みとなります。